不動産クラウドファンディング

OwnersBook(オーナーズブック)の評判は?運営会社情報や口コミから見たメリットやデメリットを解説

毎月のように、新しい投資サイトが登場している不動産投資型クラウドファンディング。不動産業界から注目される投資手法であり、投資家にとっては投資できる選択肢がどんどん増えています。

Ownersbookはこの類の中ではかなり歴史のあるサイトとなっております。

そこで、今回はOwnersbookの特徴やメリットなどを取り上げていきます。新しい投資先を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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OwnersBook

会社概要

会社名 ロードスターインベストメンツ株式会社
サイトURL https://www.ownersbook.jp
本社所在地 東京都中央区銀座1丁目10番6号 銀座ファーストビル2F
資本金 50百万円(資本準備金とあわせて80百万円)
売上高 179億2,000万円(※グループ全体、2021年12月期実績)
上場有無 親会社であるロードスターキャピタルが東証プライム上場
サービス開始年月 2014年9月
参考利回り 3.0%~5.0%
投資金額 1万円から
投資実行額・応募総額 300億円超(2022年7月時点の投資実行済案件総額)
運用期間の目安 3ヶ月~37ヶ月

 

オーナーズブックのメリット

オーナーズブックに投資するメリットを見ていきましょう。

メリット.1 少額・分散投資が可能

不動産投資ではマンション1室やアパート1棟を取得するために数千万円から1億円以上かかることがあります。多くの場合、金融機関のローンを利用しますが、融資可能額は個人によって異なる上、事業計画(投資計画)書の作成も必要になるなど、不動産投資は投資初心者にとってハードルの高い投資方法と言えます。

一方、オーナーズブックでは1万円から不動産案件に投資して配当を受け取ることができます。貸付型タイプの案件は、すべて不動産担保付の融資案件となっているため、リスクも抑えられています。

また、投資の運用期間は、3~6カ月程度の短い物件から20カ月以上の長めの物件まで幅広く扱われており、運用期間の長さに応じた物件の選択も可能です。

このように、オーナーズブックではリスクの異なる物件・投資タイプが用意されており、また少額から投資できるため、投資初心者でも始めやすいのが特徴です。

メリット.2 上場企業100%子会社が運営、物件は不動産のプロが厳選

親会社であるロードスターキャピタル社は、投資運用業、第二種金融商品取引業、投資助言・代理業、宅地建物取引業、総合不動産投資顧問業の免許・登録を受けた総合不動産会社です。不動産投資や不動産運営、アセットマネジメント等に関する豊富な知識・経験等を有した投資のプロがソーシャルレンディングの投資案件を厳選し、提供しています。

また、ロードスターキャピタル社は東京証券取引所マザーズ市場に上場している企業です。業績も創業以来の黒字を継続しています。(2021年時点)

オーナーズブックでは自社内でのプラットフォームの構築・運用、仲介手数料のカットなど大幅なコスト削減が実現していることもあり、貸付型案件の年利回りは3.0%~5.0%が中心となっています。

メリット.3 案件情報が豊富

オーナーズブックの案件内容を確認すると、貸付先や担保内容、予定利回りや償還方法などの貸付条件、物件概要(建物状況、アクセス状況や賃貸借状況等)といった情報を細かく見ることができます。

他のソーシャルレンディングの場合、貸付先の情報を非公開とするケースもありますが、オーナーズブックでは案件内容を詳しく公開しているものもあるので、投資家は内容を精査してから投資判断を下すことができます(※一部、貸付先や担保不動産の情報が限定的開示になるケースもあります)。

なお、投資家の募集方法は「抽選方式」と「先着方式」があります。人気案件の場合、募集期限が到来する前に締め切られる場合があることも留意しておきましょう。

メリット.4 ロードスターキャピタル社の株主になると優待枠も

オーナーズブックの運営企業であるロードスターキャピタル社の株式を保有して一定の条件をクリアすると、株主優待を受けられるようになります。優待の内容は、貸付型案件(先着方式)及びエクイティ型案件の投資枠の一部に対し株主優待枠が設けられ、一般の投資家よりも優先的に投資ができる、というものです。

ソーシャルレンディングの人気の案件には応募が殺到し、先着順ですぐに募集終了してしまったり、抽選に外れてしまったりなどで、投資機会を得られないことも少なくありません。一方、株主優待枠を利用することで投資枠を優先的に確保できる点は、上場企業が運営会社であるオーナーズブックの大きなメリットと言えるでしょう。

これは他の小さいソーシャルレンディングの会社ではまず起こらない特徴ですね。

4 オーナーズブックのデメリット

オーナーズブックでは以下のようなリスクやデメリットがあることも把握しておくことが重要です。

デメリット.1 元本保証はない

貸付先が倒産すれば元本が返還されない可能性があります。ロードスターインベストメンツ社ではそうした債務不履行が生じない貸付先や物件を厳しく選定していますが、貸倒れが生じる可能性はゼロではない点も考慮する必要があります。

また貸し倒れとはならないまでも、貸付先で返済遅延が起きると投資家への分配に遅れが生じます。例えば、オーナーズブックの「大阪市中央区ホテル素地第1号第1回」では、過去2回にわたって返済遅延が起きています。

返済遅延が起きた場合でも、原則、元本を回収することができないため、投資効率の低下を招いてしまうデメリットがあります。このようなリスクに備え、一つの案件に資金を集中させないよう分散投資を心がけることも重要なポイントとなります。

デメリット.2 途中解約ができない

オーナーズブックでは運用期間中の解約はできません。運用期間は3カ月程度以上で設定されていますが、投資家都合で急な現金化はできない点にも注意が必要です。

デメリット.3 利回りは3.0%~5.0%と低め

海外案件などのソーシャルレンディングでは利回り10%以上を期待できる場合もありますが、オーナーズブックの貸付型タイプの利回りは3.0%~5.0%が中心です。

しかし、利回りの高い案件はその分リスクも高く、貸し倒れる可能性もあります。オーナーズブックの利回りは控えめですが、すべてが不動産担保付の案件となるため(貸付型の場合)、リスク低減を図った不動産投資が期待できます。

デメリット4.人気案件には投資できないことも

オーナーズブックには2万5千名超(2022年時点)の会員がいますが、案件開始直後にすぐに応募が埋まってしまうため、投資家からは「投資できない」という声も数多く上がっていました。

オーナーズブックでは2019年8月に抽選方式を導入しましたが、抽選に漏れてしまうと投資ができないという可能性もありますので、投資できる確率を高めたい方や早めのタイミングで投資をしたいという方は株主優待枠を利用するか複数サービスを併用すると良いでしょう。

まとめ

オーナーズブックは、資金不足を理由に不動産投資を断念していた方でも気軽に参加できるソーシャルレンディングサービスです。利回りは海外案件などと比べれば控えめですが、不動産のプロが厳選した担保付の案件が提供されており、リスク低減が図られています。

老舗感があり、初めてやる方にはちょうどいいかもしれません。

オーナーズブックの案件を検討する場合は、メリットだけでなくデメリットやリスクも含めて慎重に判断するようにしましょう。

投資家
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趣味で株やFX、仮想通貨などさまざまな投資を行う投資家。最近ではクラウドファンディング型の投資(ソーシャルレンディング)にはまり、その情報をまとめています。