不動産クラウドファンディング

SOLMINA(ソルミナ)の評判は?運営会社情報や口コミから見たメリットやデメリットを解説

ソーシャルレンディングで扱われる分野の一つに、自然由来エネルギー案件があります。投資家から集めた資金で土地や発電施設を購入し、売電収入を得る案件となっています。

このたび、自然由来エネルギーに特化したソーシャルレンディングサイト「SOLMINA(ソルミナ)」が運営を開始しました。

最近乱発気味のクラファン投資ですが、今回は、そのSOLMINA(ソルミナ)の特徴や、投資家にとってのメリット、デメリット(考えておくべきリスク)などについてご紹介していきます。

SOLMINAの会社概要

ソルミナの運営会社の概要をまとめておきます。

会社名 ソーシャルファイナンス株式会社
所在地 徳島県徳島市川内町加賀須野
事業内容 クラウドファンディング事業
業務内容 金融商品取引業(第二種金融商品取引業)及び関連事業クラウドファンディング事業
資本金 5,000万円(2020年8月31日現在)
登録免許 四国財務局長(金商)第25号
親会社 株式会社 フィット ・株式会社メディオテック

SOLMINA(ソルミナ)のメリット

では、SOLMINA(ソルミナ)に投資するメリットはどういった点があるでしょうか?

主に運営元の企業に社会的な信用性がある点、また発電の買取保証で収益を得られる可能性が高い点だと考えられます。

 

  • 運営会社の親会社は東証マザーズ上場企業
  • 売電価格が決まっているので収入が確保されている
  • 1万円から投資できる

 

メリット1.運営会社の親会社は東証マザーズ上場企業

SOLMINA(ソルミナ)の運営会社であるソーシャルファイナンス株式会社の親会社は、東証マザーズに上場している株式会社フィットです。

日本のソーシャルレンディングサイトで、上場企業が運営に関わっているサイトはOwnersBook(オーナーズブック)などわずかです。

一方で、上場企業が運営に関わるソーシャルレンディングサイトでは、投資家が大幅に損害を被る事態が発生したことはありません。

上場企業が運営に関与していることで、不正行為や反社会勢力との交際などの問題が発生する可能性は低くなっています。

運営会社においては、一定の信頼をおけるでしょう。

メリット2.売電価格が決まっているので収入が確保されている

SOLMINA(ソルミナ)で発電される電力は、国が固定価格買取をするFIT契約がすでに結ばれています。

そのため、発電が計画通りに行われれば、収益は保証されており、景気の影響も受けにくいのです。

配当利回りが低下したり、配当が中止になってしまったりする可能性も低いです。

メリット3.1万円から投資できる

SOLMINA(ソルミナ)は、1万円から投資が可能です。

一度に大金を投入せずに投資を始めることができるため、ソーシャルレンディング初心者の方に向いています。

また、少額で投資できるので、リスク分散のために色々な案件に分散投資をしたいという方にとっても使いやすいソーシャルレンディングサイトです。

SOLMINA(ソルミナ)のデメリット

運営元の信用性が高く、収益が出る可能性も高いSOLMINA(ソルミナ)ですが、投資である以上リスクはゼロではありません。

SOLMINA(ソルミナ)が持つデメリットやリスクも、しっかりと知っておきましょう。主なSOLMINA(ソルミナ)のデメリットは、担保や保証がないこと、また長期運用が前提であることです。

 

  • 短期運用投資ができない
  • 担保や保証がない
  • 自然災害の発生で収入が減る可能性がある

 

デメリット1.短期運用投資ができない

SOLMINA(ソルミナ)の2021年9月時点の案件を見ると、最も短い運用期間の案件でも、60ヶ月の運用です。

ソーシャルレンディングでは運用期間中の解約はできず、一度お金を預けたら案件が終了するまでお金を引き出すことができません。

つまり、長期にわたって自分の資金を拘束されることになるのです。

急病や進学で急にお金が必要となった際に、自分の資金を引き出すことができないのは人生設計におけるリスクになります。

デメリット2.担保や保証がない

SOLMINA(ソルミナ)の案件は、担保や保証が設定されていません。

ソーシャルレンディングは貸金による投資手法であるため、返済が行われなかったときのために担保や保証を付けることが一般的となっています。

たとえば、不動産会社による資金調達案件には、融資先の不動産会社が取得する不動産を担保に設定している案件が多く見られます。

しかし、SOLMINA(ソルミナ)の案件は、国とのFIT契約で売電価格は保証されていますが、運営会社が倒産したときのための担保や保証が設定されていません。

上場会社といえども倒産する可能性はあります。

倒産が起こってしまえば、投資家が損失を被る可能性はあるのです。

デメリット3.自然災害の発生で収入が減る可能性がある

SOLMINA(ソルミナ)で運用する案件は、太陽光発電など自然由来エネルギーの発電事業です。

発電できれば国に電気を買い取ってもらえるので収入は保証されますが、太陽光発電ができなくなってしまうと収入は確保できません。

たとえば、地震や台風などにより発電施設に損害が起きてしまうと、発電が不可能になり、大幅に収入が減少する可能性があるのです。

太陽光発電施設は屋外に設置されているため、工場やビルよりも自然災害の損害が起こりやすいです。

設備の破損リスクが高いため、収入が下がる可能性があることを知っておきましょう。

まとめ

SOLMINA(ソルミナ)のポイントを簡単にまとめていきます。

  • 運営企業は上場企業のフィットのグループ会社
  • 太陽光発電投資の事業投資型クラウドファンディングサービス
  • 最低投資額は1万円から
  • 利回りは5%程度
  • 運用期間は5年程度が目安
  • 運用中の太陽光パネルの管理などすべて任せることができる
  • 会員登録、投資手数料は無料
  • ミドルリスク、ミドルリターン

結論からいうと、「太陽光発電を始めたいけど、大きなリスクを取りたくないという人には最適なサービス」です。

太陽光発電投資は『FIT』という国の売電価格買取制度があるので、大きく運用益を減らすリスクが少ない点が魅力です。

また国は地球温暖化対策の一環として再生可能エネルギーによる電力供給に力を入れているため、電力をつくったものの買い取り先がないなどの需要がなくなる可能性が低い点も評価できます。

一方で気を付けておきたいのは、運用期間が5年程度あり、その間基本的に解約や途中売却ができないため、投資資金が拘束されます。

また事業投資型クラウドファンディングサービスの特徴でもありますが、事業の運用益に応じて利回りが変動します。

5年あれば、地震や台風などの天災や再生エネルギーへの政策の動きもいろいろなことが起こる可能性がありますので、偏った投資にするのは控えましょう。

投資家
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趣味で株やFX、仮想通貨などさまざまな投資を行う投資家。最近ではクラウドファンディング型の投資(ソーシャルレンディング)にはまり、その情報をまとめています。