最近ではソーシャルレンディングが乱発気味でどれを選んでいいのかわからない方が大半かと思います。
そこで今回はproperty+のサービス内容や、特徴やメリット、デメリット、口コミなどを解説します。無料で会員登録ができ、気軽にファンドに投資ができますよ。
プロパティプラスのメリット
プロパティプラスで不動産投資するメリットは次の3つです。
- 1万円の少額から投資を始めることができる
- 会員同士で出資分を譲渡できる
- 損失リスクが少ない出資方式を採用
これらのメリットについて、詳しく解説していきます。
1万円の少額から投資を始めることができる
一般的な不動産投資で賃貸経営すると、割安な中古のワンルームマンション投資でも数百万円は必要です。預貯金だけで支払うことは現実的ではなく、投資向けのローンを利用します。しかしプロパティプラスでの不動産投資は小口商品化され、1口1万円から申し込み可能です。不動産クラウドファンドの種類によっては1口10万円のところもあるため、それらと比較してもプロパティプラスは割安で始められます。
想定利回りは3.2~10%のため、1万円でも投資しておくと金融機関に預けたままにしておくよりは、効率的に資産を増やせます。ローンを組んでまで不動産投資を始めることはハードルが高いかもしれません。しかし1万円からであれば少し節約を頑張ることで、次に給与などが入ったときに投資資金を確保できるでしょう。
会員同士で出資分を譲渡できる
不動産クラウドファンディングでは運用が開始されると、クーリングオフなどやむを得ない事情がない限りは、解約できないことが一般的で、最低数ヶ月は投資資金を自由にできません。しかしプロパティプラスでは、会員同士での譲渡を認めています。譲渡のために手数料は発生しますが、どうしてもお金が急ぎで必要になっときは、出資分の譲渡を検討しましょう。
譲渡してしまうと利益が得られないだけでなく、手数料分だけ手持ちのお金が減ってしまうため、できるだけ避けたほうが無難です。余裕のある資産で投資を始めることをおすすめします。
譲渡する場合は運営の問い合わせフォームより問い合わせをしお手続きします。イレギュラー処理のため多少時間がかかる可能性があること念頭に置いておきましょう。
損失リスクが少ない出資方式を採用
採用されている優先劣後という出資方式は、ファンドに対して投資家の資金を優先し、プロパティプラスの資金を劣後として出資する方法です。この方式では運用で損失が発生しても、プロパティプラスが出資した分から計上されるため、投資家が損失を負うリスクを減らせます。
劣後による運営側の出資は20%程度で、正確な数字はファンドごとで異なります。しかし、よほど想定外の値崩れなどが起きない限りは、投資家側が損失を負担することにはならないでしょう。そもそも募集されているファンドは利益が見込めるものが厳選されており、優先劣後の出資方式は保険のようなものといえます。
プロパティプラスのデメリット
プロパティプラスで不動産投資するデメリットは以下の3つです。
- 募集案件が少ない
- 出資制限がある
- 登録の年齢制限がある
実際の収益に直結する問題もあるため、利用するときは必ず把握しておきましょう。
募集案件が少ない
プロパティプラスのサービスが開始された2021年5月から2021年末時点までで、案件は募集開始前のものも含めて15件です。平均で1ヶ月に2件程度のため、頻繁に投資はできません。
さらに申し込みは先着式が採用され、最新の募集の開始時期をチェックしていないと、投資自体できないことがあります。先着式も抽選式も双方に良い点と悪い点があるため、一概にデメリットとはいえません。ただし募集期間が短い案件では数日しかなく、平日に開始される場合は把握していてもチャンスを逃す可能性もあります。
本格的に不動産クラウドファンディングで資産形成したいなら、プロパティプラスだけの利用では満足できない人もいるでしょう。他の同様のサービスでも、案件が頻繁に増えることはありません。したがって、利用する不動産クラウドファンディングの1つのサービスとして検討するのも手です。
出資制限がある
各案件の最少額は1口1万円で共通ですが、上限はそれぞれで設定されています。2021年12月時点では、自社開発のものは数十口、委託されたものは1,000~3,000口が上限です。募集金額が数千万円での委託されたファンドの場合は、大口の投資家が何人も出資すると先着順で決まるため、すぐに申し込みが終了してしまう可能性もあるでしょう。
また出資制限のため、投資で稼げる額も上限があります。例えば想定利回りが年利で10%、運用期間が3ヶ月で出資制限が50口の場合は、最大まで出資しても儲けは12,500円です。稼ぐためにはその都度申し込みの手間もかかってしまいます。
もし資金に余裕があればプロパティプラスを利用するより、自身で賃貸経営などを始めたほうが長期で運用できます。一度収益の体制を作ると数十年不労所得を期待でき、ローンのおかげで自己負担は一部で済みます。
登録の年齢制限がある
プロパティプラスでは口座開設に年齢制限が設けられており、満20歳以上75歳未満の方しか投資できません。年齢制限は、他の不動産クラウドファンディングでも同程度ですが、まれに未成年や80歳未満などに対応しているところがあります。
また年齢制限には引っかからなくても、以下のような場合は利用できないことがあります。
- 海外在住(住民票が国内で一時的な海外暮らしなら可能)
- 国内の金融機関に口座がない
- プロパティプラスの審査に落ちる
現時点での情報であり、将来的に規則が変わる可能性はあるため、登録を決意したときに最新の情報を公式サイトでチェックしましょう。「よくある質問」などを見てもわからないときは、専用の問い合わせフォームか電話で詳細を聞いてください。
まとめ
プロパティプラスは1口1万円から、マンションなどにクラウドファンディングで投資できるサービスです。運営会社はマンションやアパートの開発実績があり、自社の物件を多数取り扱っています。需要が高いデザイナーズマンションで、3~14ヶ月程度の運用で年利3.2~10%の配当金が期待できます。
利用する場合は、募集案件の少なさや出資制限がデメリットですが、1ヶ月間に新規案件は2件程度あり、少額から挑戦してみたい人にとっては難点になりません。
プロパティプラスは、スマホなどから簡単に無料で会員登録ができるので、気軽に口座を開設して気になる案件に投資してみましょう。