最近話題の投資型クラウドファンディング、たくさんの会社がありどこを選べばいいかわからないですよね。そのクラウドファンディングの1つである大家.comをご紹介します。
大家.com(大家ドットコム)のメリット

それでは、他の不動産投資型クラウドファンディングサイトと比較しながら大家.comのメリットを見ていきましょう。
1.株主優待で高めの予定分配率を確保できる
大家.comの利回りは、年利4%から7%となっています。他の不動産投資型クラウドファンディングサイトの平均的な予定分配率は4%前後ですから、やや高い水準です。
そこに株式会社プロスペクトの株主優待を使うことができれば、さらに+1%の予定分配率をアップできます。
大家.comは、高めの予定分配率を確保できる不動産投資型クラウドファンディングサイトと言えます。
2.劣後出資割合が高いので資産を損失する可能性が低い
大家.comでは、最大で70%前後の劣後出資がついている案件を取り扱っています。
他の不動産投資型クラウドファンディングと比較してみると、劣後出資の割合は10%~30%程度に設定されているものが多く、大家.comの70%という劣後出資割合は、高い数値であることが分かります。
3.日本保証の買取保証付き案件は元本の損失が起こりにくい
日本保証の買取保証付案件があるため、売却時にも現金化できる可能性が高くなっています。
不動産は投資額が大きくなるほど購入者が限られ、流動性が低くなる特徴があります。案件の運用を終了したものの、なかなか不動産の買取先が見つからず、投資家に元本の返済ができないという事態が起きるケースがあります。
大家.comでは買取保証付きの案件を設けることで、不動産売却に苦戦してしまう事態を起こりにくくなるようにしています。
4.運用中でも出資持分の現金化が可能
また大家.comでは、STOスキームを用いた出資持分の現金化が可能となっています。
運用期間中に早めの現金化がしたいという時、また生活のためにお金が必要になった時など、現金が必要となる局面に、大家.comであればSTOスキームにより持分譲渡で出資分をすぐに現金化できる可能性があります。
大家.com(大家ドットコム)のデメリット
メリットだけではなく、大家.comのデメリットも把握しておきましょう。それぞれ詳しく解説していきます。
1.配当は売却益中心に行われる
大家.comの5号案件を見ると、投資家の配当の原資は家賃収入ではなく売却益によるものとなっています。売却に失敗してしまうと、投資家への配当が満足に行われない可能性があります。
賃貸契約により定期収入が見込みやすい賃料収入と異なり、不動産売却による売却益は見込みを大きく外してしまう可能性の高い収益モデルです。売却益で配当を行う案件では、想定の価格で売却できないケースで投資家への配当が大きく下がる可能性もあります。
2.買取保証は100%のものではない
大家.comで設定されている株式会社日本保証の保証は、「売れなかった場合に日本保証が買取をしてくれる」という内容の保証であり、売却価格の保証ではないことも気をつけておきましょう。
また自然災害による物件の大きな毀損などが起これば、買取価格は当初の価格より下がったり、契約が不履行になる可能性もあります。保証付きの案件であっても元本保証がされているわけではない点に注意が必要です。
まとめ
大家.comは、劣後出資割合の高さや買取保証付き案件など投資家の損失が起こりにくくなるような工夫を多々行っています。また、利回りも株主優待を使って高めることができたり、他社では行っていないSTOスキームによる出資持分の譲渡など、独自性のある取り組みを行っています。
投資家への配当の可能性を高めるとともに、斬新な取り組みも行うという二つの方向性において、大家.comは他社にはない特徴を持った不動産投資型クラウドファンディングであると言えるでしょう。
ただし、優先劣後割合は案件ごとに異なり、買取保証付き案件でも元本保証がされているわけではない点には注意が必要です。投資を検討する際は、案件ごとのリスクとリターンのバランスを取りながら、慎重に検討してみると良いでしょう。